製薬研究内定者は就活でA4(1or2枚)の研究概要をこう書いた!|ポスター形式

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製薬研究内定者は就活でA4(1or2枚)の研究概要をこう書いた!

この記事でわかること
  • 製薬メーカー研究職内定者が人事に褒められた研究概要のデザイン
  • 研究概要作成時に注意すべきこと

理系就活生の皆さん、研究概要の作り方迷っていませんか?

この記事では、僕が就職活動中に提出していた研究概要のレイアウトを公開します!

就活生、研究概要は今すぐ作れ!

僕の場合、研究概要は10月に完成させました。

まだ作っていない方は、今すぐにでも作ることをお勧めします。

ESは企業ごとに異なりますが、研究概要は実験が進まない限り変わりませんよね?

ESで追われているときにつくる研究概要はミスが多くなるリスクもあります。

特に研究開発職志望の方は、必ず本選考で提出するはずです。

本選考から一番遠い今が研究概要に最も時間を割くことのできるタイミングであるはずです!

本選考では必ず研究概要の提出が求められます。

A4の研究概要は論文形式にすべき?それともポスター形式?

それまでは博士課程の先輩の形式にならって文字で埋める形式の研究概要を作っていました。

Wordファイルで、ほとんど文字だけで【背景・目的】【方法】【結果】【考察・展望】の流れを作る、

いわゆる「論文形式」で作成をしていました。

しかし学会発表を経験して以来、

薬味
薬味

絵をふんだんに使って視覚的に訴えた方が分かりやすいし、

読む気力を起こしやすいのでは?

と思うようになりました。学会のポスター形式で、ほとんどが図もしくは絵、文字は最低限の使用に変更し、就活終了まで同じものを使用しました。

というより実験とESに追われて直している暇もありませんでした。笑

基本的に面接官は、あなたの研究分野に関する知識はないと考えた方がいいです。

自分がもし、他分野の研究を聞く立場だとして、視覚的な情報が欲しくなりませんか?

僕はこの理由から圧倒的にポスター形式派です。

しかしこの議論には賛否両論あり、好みがわかれるところです。

論文形式の方が読みやすいという方ももちろんいます。

迷う方はどちらも作ってみて、面接を想定したときに自分が話しやすい方を選ぶのがよいかもしれません。

研究概要はどうやって書けばいいの?

薬味
薬味

研究概要を今すぐ作るのだ!

就活生
就活生

どうやって作ればいいの~?

とはいえ、研究概要を作れと言われても、どのように書けばいいかわかりませんよね?

ここからは僕の研究概要を例に、作り方を説明していきます。すでに学会発表などを経験している方は、流れはそのままで要点を抽出していく作業になります。

就活用研究概要の作り方
  • 自分の研究に関する背景・先行研究をまとめる(参考文献もリストアップ)
  • これまでの実験データをまとめる(画像データとグラフがバランスよくあるとなお良い)
  • 研究目的を達成するために必要な今後の実験計画を確認する
  • A4 2枚でポスターを作成
  • A4 1枚に厳選する
①自分の研究に関する背景・先行研究をまとめる

実はここが一番カギになると思います。

自分の研究がどんな役に立つのか?どんな課題を解決するのか?

いま一度整理してみましょう。

面接で研究概要を説明するときに、いかに背景をわかりやすく伝え、研究の意義深さを伝えられるかが勝負の決め手になります!

②これまでの実験データをまとめる

研究目的を達成するためにこれまで行ってきた実験結果と改めて向き合いましょう。

特に意識すべきなのは、「データが示すこと」「データから言えること」は違うということです。

例えば、コロナワクチンを打って体温を測定していたとします。

体温が上昇した。これは「データが示すこと」

ワクチンの副反応が生じた。これは「データから言えること」

当たり前のように感じるかもしれませんが、混同してはいけません。

また、教授にデータの開示をどこまでしても問題ないか、事前に確認しておくことをお勧めします。

研究目的を達成するために必要な今後の実験計画を確認する

この時期に研究がまとまる人の方が少ないと思いますので、今後の展望を考えます。

結果・考察に加え、今後の展望を示すことで、研究の目的意識を持っていることをアピールしましょう。

僕の場合だと、疾患への応用を予定している。そこで、疾患モデルマウスの作製に取り掛かっている。というような内容を記載していました。

④A4 2枚でポスターを作成する

ここまで来たら、まずA4用紙2枚でポスターの作成に取り掛かります。

僕の場合はPowerPointで、A4サイズに設定して作成を行いました。

今回は公開は控えさせていただきますが、使用したFigureはすべて研究室で共用のマウスや細胞、人の絵を組み合わせて作りました。

これはあくまで僕の予想ですが、

提出した研究概要は印刷されて回して読まれることが多いのでは?と予想していたので、

実際に作ったポスターをA4で印刷してみて、文字の大きさや段ずれが無いか何度も確認しました。意外と8ptとかでも十分に読めるフォントサイズだったりします。

レイアウトを公開します!こちらは僕が実際に企業に提出していたものです。ほとんど学会ポスターの形式ですね。

④A4 1枚に厳選する

A4 2枚を作った後に、A4 1枚に絞る作業をすると効率がいいです。

企業によって1枚のところもあれば2枚のところもあるので、これで一気に作れるわけです。

何社か3枚の研究概要というところがありましたが、残りの1枚は業績ページを指定されました。

1枚と2枚を作っておけば十分でしょう。

イメージは1枚目を上半分、2枚目を下半分に、データを厳選すればOKです。

以上が僕の研究概要です。

内定先からのフィードバックでは1番に研究概要のわかりやすさをお褒めいただきました。

なるべく絵を多く、文字を少なく。ストーリー展開を意識するだけで分かりやすさが格段と変わります。

面接で研究概要を話す際も、面接官はこの研究概要を片手に聞いているが多いですので、上の図から順番に説明していくように心がけるとなお良いでしょう。

ポスター形式で作ってみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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