【志望動機公開】薬学でも大手食品メーカーのインターンに参加できた話
この記事で紹介すること
- 食品メーカーのインターンに参加するまでの過程
- 通過したES一部公開
- インターン体験談
- 薬学から見た食品メーカーの魅力
ちょうど1年前、僕はあの人気お菓子メーカーのインターンシップに参加していました!
研究開発・マーケティングコースのインターンシップに、ESと面接を経て参加することができました。
ここでは、薬学を専攻していた僕がどのようにして食品メーカーのインターンに参加することができたのか、共有していきます!
とある食品メーカーインターンシップの概要
コースが2つあり、
▷営業・マーケティングコース
▷研究・マーケティングコース(理系のみ)
僕は、 研究・マーケティングコースに応募しました。
内容は大まかに以下の通りでした。
- 働くとは?
- 食品業界について
- 企業について
- 基礎研究と開発研究の違い
- マーケティング社員による講義
- 新製品提案グループワーク
- 社員との懇親会
当時、マーケティングにもとても興味があったので、個人的にはとてもありがたい開催概要で、即エントリーしました。
選考はエントリーシート提出と面接があり、通過した方が参加できます。
当日は約30人の学生がいたと思います。続いて選考についてお話します!
エントリーシートの志望動機を公開
ES
質問は下の3つ。
- あなたにとって『働く』とは何ですか(200字以内)
- あなたがインターンシップに参加する目的を教えてください(400文字以内)
- 自己PRを自由に記述してください(400文字以内)
1問目の質問の回答が、インターンシップの中で人事が印象に残ったものとして全体に紹介されたので、こっそり載せちゃいます!
あなたにとって『働く』とは何ですか(200字以内)
私にとって働くことは、アップデートの積み重ねである。世にないモノやサービスを作り出すこと、既存のものをより良くすることで、社会に新たな価値を提供するために我々は働く。ここに必要とされるのが自らのアップデートである。自分の知識を増やし、能力を高めていく中で物事の新しい価値に気づき、創造できる可能性が高まる。つまり、自己成長が社会貢献へとつながる。これが働くことの本質であると考える。
「アップデート」という言葉が印象的だったと言われました。
このようにESでは印象的なフレーズはやはり人事の目を引くようです。
ほかにも紹介されている人がいたのですが、その方は、「組織や仲間の成長のため。」と言っていて
自分の成長ではなく誰かのためにという意識はとても勉強になりました。自己成長を書きがちですが、社会のため+会社の周りへの影響を考えられているかが差別化できる要素かもしれません。
あなたがインターンシップに参加する目的を教えてください(400文字以内)
貴社のインターンシップに参加することで、食品業界のイメージを明確にし、自分が活躍するために必要なものを学ぶ機会にしたい。中でもお菓子によって、手軽に消費者に「幸せ」を届けることができる点に魅力を感じる。ふとした瞬間に人を癒し、支えになれる存在でもあるし、仲間を労うためにプレゼントすれば人と人をつなぐ存在にもなり得る。さらに、ロッテノベーションの一環として、健康志向の向上や高齢化に合わせて「乳酸菌ショコラ」や「歯につきにくいガム」シリーズに代表される「健康」という新たな価値提供を達成している。社会のニーズに対応してお菓子の持つ価値を自在に操ることができるのは、チャレンジ精神と独創性に裏付けられたものであると想像される。社会に新しい価値を見出し続けることのできる消費者への思い、視野の広さ、研究レベルの高さを体感し、そこで私が活躍できる人材となるために求められるものを学びたい。
企業がバレてしまいましたが気にしないことにします笑
1文目に結論は必ずです。
いま見ると、2文目以降はお菓子の魅力ばかり語っていますね笑
薬学がバックグラウンドである身として、「健康」という付加価値をお菓子につけることができるこのが魅力と感じていることを前面に押し出しました。
面接
人事の方2人との約20分間の面接でした。覚えている限りですが、面接内容はこちらです。
- 数ある企業の中からインターンシップを希望した理由は?
- イノベーションとおっしゃっていましたが、あなたの考える、当社の製品の中でイノベーションを感じるものはなんですか?
- ESをもとに、学生時代頑張ったことについて深堀り。
- 研究内容を私たちにも分かりやすく説明してください。
終始和やかな雰囲気でした。食品業界全般に言えることですが、面接官は優しく、こちらに興味を持ってくれる方が多い印象にあります。これは食品業界の大きな魅力だと思います。
僕の面接でも、途中であちらの昼休みのチャイムが鳴ってしまって、話していたのですが中断して、
「チャイム大丈夫ですか。。?」
と聞いたらちょうどお昼のチャイムでごめんねーー!と、爆笑が起こりました。笑
インターンシップ当日の様子
まずいちばん感動したのが、インターンシップの1週間前にお菓子が郵送されてきたことです!
なんとインターンで使用するものと合わせて約3000円分!
完全に胃袋をつかまれました。笑
当日もお菓子を食べながら話を聞いていいと言われたり、
ガムの官能評価のワークがあったり、
すばらしくないですか?総じて楽しい内容でした!
薬学から見た食品業界の魅力
薬学で食品の志望動機書くのが難しいと感じる人はおおいのではないでしょうか?
実際僕もすごく悩みました。
食品業界のインターンシップに様々参加して思った食品の魅力は、
ニーズの捉え方にあると思います。
医薬品は病気ありきで製品を考えますが、
食品は、ターゲット(誰に?何を?)から設定して商品開発を進めることができます。
この自由度の高さは医薬品には出せない点だと思います。
インターンシップの中でマーケティングの講義もあったのですが、1つの世界観を創り出せるって魅力的ですよね!
あとは、採用サイトでチョコ菓子の官能評価している研究員の写真を見て、
自分も毎朝お菓子食べながらお金もらいたい!と思ったことです。笑
不謹慎。笑
最後に薬学だからこその食品業界における強みをお話して終わりにします。
医薬品は病気ありきの開発。食品はニーズから考える自由度の高い商品開発。
食品業界就活における薬学専攻のつよみ
この企業ではありませんが、ある食品企業のインターンシップで、薬学出身(しかもゴリゴリの有機系)の方とお話しする機会があり、薬学がバックグラウンドであることの強みをお伺いしたことがあります。
そこで教えていただいたのは、「薬学出身はなんでもできる」ことです。
考えてみれば確かに、薬学部の勉強って化学も物理も生物もありましたよね。
たとえば、機能性表示食品の作用する物質構造だったり(化学)、その体内への作用メカニズムだったり(生物)、ガムとかグミとかの形状だったり(物理)、食品の研究開発にはすべての要素が必要です。
薬学出身の方はすべてかじってますよね?少し勉強すればわかるかも!って大きなアドバンテージだと僕は思いました。
薬学部は化学も物理も生物も勉強してきているのが強い!
薬学部でも食品メーカーを就活の候補に!
薬学出身だからと言って、食品業界は無理だと思うことはありません!
食品も健康のための重要な役割を担うようになってきているからこそ、
薬学部の出番ではないでしょうか!
僕は待遇につられて製薬企業を選んでしまいましたが、未だに食品業界への未練があります。笑
市場の広さ、研究がまだ発展途上であることなど、食品業界には魅力がたくさんあります。
業界選択の候補にいかがでしょうか?
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