【インターンから早期選考】消費財企業グルディスで1位を取った商品開発案
この記事では、僕がある消費財メーカーのインターンシップに参加し、早期選考に進んだ経験をみなさんに共有したいと思います。
インターンシップに参加するまで
インターンシップ参加は、エントリーシートの提出のみで、面接はありませんでした。
設問は、アイデアや商品開発に関する考え方を持っているかを問われているような内容2問でした。
- 自らのアイデアによって問題を解決(改善)し、人を喜ばせた経験について教えてください。(400文字以下)
- 新型コロナウイルス感染症の流行が、あなたもしくは周囲の人の行動や生活にもたらした変化を3つ挙げ、それによって生じた(生じる)困りごとをそれぞれ1つ以上記入してください。
志望動機を書くこともなかったので、初めはとりあえずESの練習のために出してみたというような立ち位置でした。
ただ、ユニークなCMで知名度もかなりありますし、都心に研究所を構えている企業ということで魅力は感じていました。
インターンシップの内容
1dayでオンラインの開催、約50人ほどの学生がいました。
午前中に企業説明と、現場社員からの商品開発事例の講義
→午後にグループごとの商品開発ワークと座談会という流れでした。よくあるやつですね。
この商品開発事例の講義がとても勉強になりました。
まさに「5W1H」を意識した開発で売れた商品が作られていたのだと、デザイン思考を勉強している今でこそ思います。
グルディスの内容
グループワークは、学生5人に加え、1人サポートの社員の方が参加してくださる形式で、
参加者のエントリーシートの回答をもとに新しい商品開発案を提案するという内容でした。
新型コロナウイルス感染症の流行が、あなたもしくは周囲の人の行動や生活にもたらした変化を3つ挙げ、それによって生じた(生じる)困りごとをそれぞれ1つ以上記入してください。
この設問の、困りごとを実際に解決する商品を考えました。
回答で多かったものからテーマが絞られていて、グループごとに割り当てられました。
僕たちの班は「除菌」がテーマでした。「マスク」がテーマだったりする班もありました。
始まる前に社員の方から教わった意識してほしいことは以下でした。
こういう前提を把握しておくことはグループワークで評価されるためにかなり重要ですので気を付けたいですね。
社員投票で1位を取った商品開発案
簡単ですが、僕たちのグループで発表した商品開発案をご紹介します。
最後に社員さんからの投票で順位が決まる方式で、僕たちの班はありがたいことに1位を頂きました!
商品案で評価されたこと
以下は全てワークの中で同席する社員の方からアドバイスいただき、案に組み込んだものですが、それがかなり評価されました。社員様様。笑
①五感でわかる
→パチパチ(聴覚)・香り(嗅覚)
「わかりやすさ」は商品の訴求として最も重要なようです。
②使用者と購入者を住み分けたターゲット設定
→僕たちの班は、家族を想定し、使う人は主に仕事から帰ってくるお父さんや学校から帰るお子さんだと考えました。しかし購入するのはドラッグストアやスーパーで買い物するお母さん世代だと考え、お母さん世代の想いに応えるような訴求を行いました。「いい母親でありたい」という、”なりたい姿”をターゲットにできていたことが高く評価されました。
③パチパチは他の製品の泡の技術を使えるのではと提案した
→新しい製品を考える時に、現場の人はいま社内にある技術を使えないか?と考えるようです。僕たちも本当にできるかはさておき、ウイルスに反応して発泡するのは、御社が既に出している泡タイプの製品の技術を応用できるのでは?と述べました。
社員さんからのフィードバック
部長クラスの方からフィードバックをいただく貴重な機会がありました。
ご指摘↓↓
①ターゲットをもっと絞ってもよかった
→発砲という特徴から、ターゲット設定をお母さん世代ではなく、お子さんに絞ってみてもよかったのでは?と言われました。
香りをコーラとかの匂いにしたり、水鉄砲型にしてみたりとか。楽しく進んでできる除菌がコンセプトでもよかったと。
②展開も考えた商品開発
→商品がもし売れた場合に、商品を展開していく余地を考えておくのも必要です。
たとえば、携帯できる小型タイプや、香りのラインナップを考えるなどが有効と教わりました。
マーケティングのインターンで社員さんおすすめの書籍としてよく紹介されていたのがこちらの本です。僕も実際に購入して読みましたが、GDの進め方で高評価を頂くためにかなり役立ちました。
「誰かひとりの困りごとを解決する」という目線が大切だということが様々な事例で証明されている、楽しく学べる1冊です。
早期選考に呼ばれた!
インターンシップ終了後突然電話を頂きました。
個別面談をさせてほしいとの旨。
早期選考のやつだ!と思いかなり準備をして面談に挑みました。
Zoomに入ると、残念ながら本当に面談でした。笑
人事との1対1でインターンシップの感想を聞かれ、フィードバックを頂きました。
感想で、同じグループに入ってくださった社員の○○様が議論がスムーズに進むように的確にアドバイスしていただいたおかげで1位になれて感謝していると伝えると、
その社員の方からかなり高評価で、ぜひうちに来てほしいと。
なんと早期選考にお声がけいただきました。
本当にこんなことあるのですね。。
しかもCMが印象的な誰もが知っている消費財メーカーだったので余計に驚きました。
評価されたことは、
①社員さんからのアドバイスを瞬時に理解し、これまでの議論に落とし込み、適切に肉付けできていた。
②これまでにないモノにこだわったアイデアをたくさん出していた。
③議論がずれそうになった時には、相手を尊重しながらもしっかり理由を述べて納得させたうえで軌道修正できていた。
このような感じでした。意識していた議論の方向性と、なんでもいいからたたき台になるためにアイデアを出しまくることは意識していたので、そこが評価されていたことは自信につながりました。
その後は再度面談を組んでいただき、2次面接もどちらかというと志望度を再確認のような形で、最終選考までとんとん拍子で進みました。
しかし、残念ながら本社での対面の最終面接を控えた数日前に製薬の研究職から内定を頂き辞退することに決めたのですが。。。
この内定が無ければ今頃都内で研究できることになっていたかもしれません。
選考のグループワークで内定のチャンスを掴めるかも!
グループワークで高く評価されれば内定にぐっと近づくような事例をご紹介しました。
商品開発系の職種を志望していて、ワークを控える方は参考にしてみてください!
実際自分を評価してくれる企業は、志望度がかなり高まります。
特に「デザイン思考」を意識して議論の展開ができれば、かなり評価されるのではないかと思いますので、意識してみてはいかがでしょうか。
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